広電本②

三日坊主なんて嫌だ!!と思い切り、また再開です。。。

続いての広電本は

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 広島電鉄開業100周年・創立70周年史」

です。(平成24年

まずは①と同じように「ごあいさつ

当時の代表取締役社長 越智信秀氏 これまでの本と見比べても横文字が多い印象ですね。

全体的に古い時期から順にまとめられており、出来事を探しやすい本になっています。また、今回は広島電鉄にフォーカスが向けられており、バスや不動産に関することも含めふんだんに画像が用いられています。(若い世代にとって???な画像もあり、よみごたえがあります。)

<注目ポイント?>

・裏話

在りし日の活気.....

・画像

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↑ここどこだよって感じですよね・・(草津駅

2000形は自社工場で造った車があるとはよく云うけど、ほんとにイチから造っていたなんて...

宮島線に緑・クリームのツートン850形(350形)の画像!

・「国産超低床車両の誕生」

この当時から5000形は扱いずらさから、若干お荷物さんになっていたのね。(改善を見送りに見送ったった今はというと...)

・1080形の画像

なんといってもコレの撮影が江波車庫であることがスゴイ

(3000形への改造も行っていたんだとか)

・形式図

400形めっちゃ小さいでないか。。

旧801号(803号改)って80年代まで生き延びたのに記録はあまりないってことでものすごく不気味なイメージがあります。(←知るか)

・他

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↑ここどこだよって感じですよね・・...?

宮島線沿線開発前ののどかな田園風景を想わせる記述があります。(昔の井口あたりの画像を私のような若い人に「地御前だ」って云いながら見せても疑わないでしょうね...)

 

<おわりに>

始まりから未来まで事細かにまとめられたこの本はまさに広電100年(全身込)の集大成と言えるのではないでしょうか。この本をきっかけに高床車等、深い広電沼から抜け出せなくなるのも良いのかもしれません。

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↑「さよなら高床車」(1991)

ひとりごと①

吉枝さんの独り言01

 

今日の広電平日夕方、こんなときでも超低床車達が羽振りを聞かせているのね。

3000形なんてつい昨年にはいけば見れる存在だったのに。

今日は朝だけだったのかしら。

どこを歩いてみたとて豪快な吊り掛け音は静かな波に消えていた。

舎へ向ける目もただ佇む小屋へ向く。

 

それはそうと

コロ助の件が何とかなったとき、輸送力はそんなで大丈夫なのかな?

私にはどうもあのクロスシート部分がネックなような気がしてならない。「定員」という形としての人間だけで判断された値(断言はしていない)を過信してはならないような気がしてならないの。

サービスを受ける側も積極的に意見等を表し、ひろしまに澄むみんなでこの地を良いものいしていきたい、なんて思っているの。

                  2020(令和2)年 8月 4日

                    芝ノ浦吉枝

                        

広電本①

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表紙



まず、手始めに本について語ってみようかなと思います。(しばらく独り言になるだろうけど...)

そんなこんなで

ひろしま路面電車 電車開業75周年記念

みていきます。

はじめに、この本は広島電鉄株式会社がだしている本ですが、題名にあるように路面電車にフォーカスが向けられているのでくせ者高床車共についての記述・写真は一切ありません。

この本が出たのは1988年ですが、もうすでに廃車が進んでいました...

中身に入っていきます

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移籍車の表示プレート

社長・石松正二氏(当時)「刊行にあたって」・・・ひろく皆様にご理科いただけるよう、わかりやすくまとめられているとのこと。

鉄道友の会 会長の思い出と目次を経て、当時の広電紹介→広電の歩み→車両について→設備の説明と続いていきます。

(個人的)注目ポイント

付属品?

・路線図にある「段原大畑町」「向宇品口」「鈴峯」の文字が平然と載っている路線図

興奮モノです!

・開通時、車掌はモテた(誰にでも手が届くうえモテるだなんて..と思っていたら、前ページに「ハンサムな人を選び」... 電車の目ずらしさではない、いつの時代でも「顔」なのだなぁ)

・電車内で被爆された大塚宗言氏の証言(「軍刀」によりそのときの覚悟が表さられているように感じます。)

・「熊本をトップに冷房化」・・・超低床車両導入にしろ熊本市電は日本における路面電車のリードシティー(←なにそれ)といえますね。

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左から二番目が大阪から来た車両・900形(大阪市電2601形)

・「大阪の元運転士さんは活躍している電車をみて涙を流す」・・・仕事での仲間としての強い意識が見られます。

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元広電の578号 ザ・ボートトラム(The Boat Tram)と。サンフランシスコにて


・578号はサンフランシスコにおけるトロリーフェスティバル終了後、博物館に展示されることになっている...(博物館?)

・電停における電車待ちのイライラを「電車が来ます」の表示で和らげる...(結構点滅時間長いですよね...)

・戦争中、広電廿日市ー宮島口までのあいだは江波線敷設のために単線にされていた。(タブレット閉塞でも使っていたのかな、それとも...)

カープの試合時間が4時間をこえると、終電車を遅らせて臨時便を...(今もあるのかな?)

画像

・ふんだんに海外のトラムたちの画像が用いられています。

・今回全く触れられていない高床車がここぞとばかりに70形(銀と赤だったやつです)の車内写真に写りこんでいます。

・たまに入ってくるイラストのかわいいこと..

終わりに

この本ではところどころ広電が完全に「路面電車の会社」として歩んでいくのだと感じせるような内容となっています。(と思います)

ほかのほとんどの人が知らないような情報が知れるという何とも言えぬうれしさがありますね。

 

なおこのページの画像はすべて本にあるものですのでお知らせいたします。