広電本①

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表紙



まず、手始めに本について語ってみようかなと思います。(しばらく独り言になるだろうけど...)

そんなこんなで

ひろしま路面電車 電車開業75周年記念

みていきます。

はじめに、この本は広島電鉄株式会社がだしている本ですが、題名にあるように路面電車にフォーカスが向けられているのでくせ者高床車共についての記述・写真は一切ありません。

この本が出たのは1988年ですが、もうすでに廃車が進んでいました...

中身に入っていきます

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移籍車の表示プレート

社長・石松正二氏(当時)「刊行にあたって」・・・ひろく皆様にご理科いただけるよう、わかりやすくまとめられているとのこと。

鉄道友の会 会長の思い出と目次を経て、当時の広電紹介→広電の歩み→車両について→設備の説明と続いていきます。

(個人的)注目ポイント

付属品?

・路線図にある「段原大畑町」「向宇品口」「鈴峯」の文字が平然と載っている路線図

興奮モノです!

・開通時、車掌はモテた(誰にでも手が届くうえモテるだなんて..と思っていたら、前ページに「ハンサムな人を選び」... 電車の目ずらしさではない、いつの時代でも「顔」なのだなぁ)

・電車内で被爆された大塚宗言氏の証言(「軍刀」によりそのときの覚悟が表さられているように感じます。)

・「熊本をトップに冷房化」・・・超低床車両導入にしろ熊本市電は日本における路面電車のリードシティー(←なにそれ)といえますね。

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左から二番目が大阪から来た車両・900形(大阪市電2601形)

・「大阪の元運転士さんは活躍している電車をみて涙を流す」・・・仕事での仲間としての強い意識が見られます。

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元広電の578号 ザ・ボートトラム(The Boat Tram)と。サンフランシスコにて


・578号はサンフランシスコにおけるトロリーフェスティバル終了後、博物館に展示されることになっている...(博物館?)

・電停における電車待ちのイライラを「電車が来ます」の表示で和らげる...(結構点滅時間長いですよね...)

・戦争中、広電廿日市ー宮島口までのあいだは江波線敷設のために単線にされていた。(タブレット閉塞でも使っていたのかな、それとも...)

カープの試合時間が4時間をこえると、終電車を遅らせて臨時便を...(今もあるのかな?)

画像

・ふんだんに海外のトラムたちの画像が用いられています。

・今回全く触れられていない高床車がここぞとばかりに70形(銀と赤だったやつです)の車内写真に写りこんでいます。

・たまに入ってくるイラストのかわいいこと..

終わりに

この本ではところどころ広電が完全に「路面電車の会社」として歩んでいくのだと感じせるような内容となっています。(と思います)

ほかのほとんどの人が知らないような情報が知れるという何とも言えぬうれしさがありますね。

 

なおこのページの画像はすべて本にあるものですのでお知らせいたします。